以下、 dBpoweramp CD Ripper – Setup Guide. より。
1.セキュア(安全な)リッピングの設定
オプションボタンをクリック。
Ripping MethodをデフォルトのBurstからSecureへ変更。
それまでSecureへ変更にのみ設定していたのですが、レンタルCDの傷んだCDでは、リッピングが成功しないことも少なくありませんでした。
以下のセッティングは、お使いのCDドライブによって変わってきます。
右横にある【Secure Settings】を一度クリックし、同じ【Secure Settings】と書かれたラジオボタンをさらにもう一度クリック。
以下、同様の操作:クリック→ぼこっと出たラジオボタンをさらにクリック。という操作が続きます。
2.Ultra Secureのセッティング
Ultra Secureのセッティングは、お使いのCDドライブがC2エラーポインターの能力を持つかどうかに依存するようです。
(他のCDリッパーのソフトでは、「常にC2サポートを無効にすることを推奨するが、dBpoweramp CD Ripperでは、それは正しくないとしています。)
2度と使わないオーディオCDを図のように、中心から1cm離し、1cm幅の三角形を黒油性マジックで描きます。
※いずれの画像もクリックすると拡大します。
このCDをドライブに置き、【Detect C2 Support】をクリックします。
以前は、この【Detect C2 Support】をクリックすると、リッピングが成功したのですが、最近は、この【Detect C2 Support】をクリックすると、CDリッピングが上手くいかず、このチェックを外すと、リッピングが上手くいきます。
メッセージには、簡便に述べると「この試験はドライブがC2エラーポインターをサポートするための試験です。十分に傷ついたオーディオCDを挿入し、OKをクリックし、テストを始めて下さい。」とあります。
お使いのドライブが、C2エラーポインターをサポートしているならば、【C2 Error Pointers for Error Detection】にチェックマークが入れられます。
Drive Read Cach Detecteの(検出)
この検出操作は、公式サイトにも検出させるのが難しいとあり、僕自身、5,6度、トライしても検出されなかったので、行いたい人のみ、行ってください。
Drive Read CachDetecte は、ドライブのキャッシュサイズの検出です。
この検出を行うには、dBpoweramp CD Ripper 以外のアプリケーションを終了させる。
全く無傷のオーディオCDを何枚か用意し、ドライブにセットし、Drive Read CacheのDetectボタンをクリック。
クリックすると、「読み取るキャッシュのサイズは、リッピングの再読み込みは、CDよりもキャッシュから受け渡されるので、Secure rippinngにとって重要である。
検出の間は、メディア・プレイヤーを含めた他のプログラムを実行していないことをご確認下さい。
無傷のオーディオCDを挿入し、[OK]をクリックし開始して下さい。」
とあります。
数分間で検出結果が現れます。
4~5枚、チャレンジしても結果が出なかった際には、諦めても良いと思います。
検出されなかった際の注意は、キャッシュの値が0となってしまうので必ずデフォルトの1024KBに戻すこと。
公式ページにも「明白で安全なオプションは、キャッシュを1024KBのままにしておくこと。」とあるように、デフォルト値のままでも問題ないと思います。
このウィンドウは、「FUAが働くとドライブは、キャッシュ0KBに戻すべきだ。」とあります。
僕のPCは、ドライブのみ読み取り精度がいいと言われるパイオニア BD/DVD/CDライター BDR-S07J-BK(Amazon) 価格.com.を取り付けています。
下記の「Clear Read Cache with FUA」のテストを先に行ったので、検出され、チェックマークが入っているのですが、ウインドウには、「FUAが働くとドライブは、キャッシュ0KBに戻すべきだ。」とあります。
下記の「Clear Read Cache with FUA」のテストで検出されるドライブ」というものは、そもそも珍しいらしいです。
Clear Read Cache with FUA
これは、キャッシュを素早くクリアーにするためのオプションです。
このウインドウは、
「もし、FUAをドライブがサポートするなら、キャッシュを素早く簡単にクリアにできる。検出期間中、PCにストレスの掛かるプログラムを実行しないで下さい。擦り傷のないのCDを挿入し、[OK]をクリックし開始して下さい。」
とあります。
この場合は、FUAが検出されなかったことを意味します。
この場合、「OK」をクリックします。
Secure Rip Abort
この項目には、項目をセットする意味のみ書かれ、テスト・オプションも存在せず、どのくらいの値が適当なのかわからないので、公式ページのままを設定しました。
このオプションは、傷つけられたCDを読み取るために、dBpoweramp CD Ripperが膨大な時間を読み取るのに費やすのを防ぐ目的があります。
この項目自体に気付いたのは最近であるため、それまで、延々と読み取り作業が続き、リッピング作業をdBpoweramp CD Ripper自体が止めないこともありました。
リッピングの成否によって、値を変えていけば良いのかも知れません。
図のように、公式サイトにある値を入力しました。
Interpolate Unrecover able Frames
僕のつたない英語力では意味が解りません(T-T)
Mark Track as Error if Insecure
安全でない場合、エラーとしてトラック(曲)をマークします。
Cancel Disc Ripping After Insecure Track
安全でないトラックのリッピングを開始しようとすれば、リッピングを中止する。(意訳ですが^^)
PCのドライブが高価な場合や大切に使いたい方はチェックを入れておけば良いでしょう。
Secure Extraction Log
[Write To File] にチェックを入れると、「ディスク上のどのトラックにエラーがあるのか、リッピング作業工程で行われた全てのアクションの詳細」を、リッピング作業を終了後、テキストファイルで明示してくれます。
ただし、リッピング作業終了後、ウインドウが出るのですが、ずらずらと英語の長文が並び、英語に堪能でない僕は、よくわかりません(^^ゞ
チェックを入れるかどうかは、お好みでどうぞ。
Ultra Secure
さて、最後にオプションの上部に戻り、Ultra Secureの項目の調整です。
もし、お使いのドライブがC2ポインターをサポートしているなら、
- Minimum(最小) Ultra Passes を 1に。
- Maximum(最大) Ultra Passes を 2に。
- End After Clean Passes を 1に。
それぞれセット。
もし、お使いのドライブが、C2ポインターをサポートしていないならば
- Minimum(最小) Ultra Passes を 2に。
- Maximum(最大) Ultra Passes を 4に。
- End After Clean Passes を 2に。
とセットするようにと、公式サイトにはあります。
これでUltra Secureのセッティングは終了です。
[OK]をクリックし、一番上部の図で示した【Eject After Rip】をお好みでチェックを入れれば終了です。
チェックを入れておけば、リッピング作業終了後、自動的にCDが排出されます。